アフターフォローからのクロスセール

三菱地所レジデンスは、入居者向け長期住宅サービス「レジデンスケア」を拡充。保証期間を10年から、不動産業界最長の12年に延長すると発表した。ガスコンロやレンジフード等、一部の住宅設備機器トラブルにまつわる修理・部品交換等を無償で行なうほか、トイレやディスポーザー等の故障にも、30分以内で作業が済む一次対応なら無償で対応するもの。専門スタッフによる定期的な点検や、それに伴う「点検結果報告書」の作成も行なう。サービス期間中に売却する場合も、手続きを経て次のオーナーに権利を継承することができるため、物件の付加価値向上にもつながる。無償部分の拡充やオーナー権利の継承は大きい利点といえる。 ユーザーから「入居後10年前後で設備の故障が発生しやすくなる」という声が多く寄せられたことから、保証期間の延長を決めた。経年劣化は避けれてないが最小限にとどめる工夫がこれからのサービス単に価格を割びくのではなく、継続できるサービスこそ真のサービス体制であり、値引きや割キビの一時利用のお客様は今後離れる要素であろう。 なお、従来のサービス利用者でも、12年に保証を延長できる更新サービス(レジデンスケアプラス)も併せて開発した。1年ごとに追加料金3万円程度を支払うことで、最大2年の延長を可能とした。