演出小物たち エレメンツ
空間を演出する造花植物、皿、フェイク本、絵画、花瓶、ランプなどなどの小物たちを「エレメンツ」といいます。大型の造花や小花類のグリーンに関しては次回まとめますが、ホームステージングでは、生活空間に何かおしゃれなエレメンツをプラスすることで、部屋全体のイメージをワンランクアップさせることが可能になります。エレメンツがひとつもないホームステージングはあり得ません。小物は100円ショップからやリサイクルショップなどで容易で入手でき、造花(大型)除き安価で購入できますが、多種多様のモノを取り揃える必要があります。例えばキッチンに飾るビンの色を5種類飾る場合と3種類飾る場合では演出効果が違います。またダイニングテーブルの飾るお皿も色やランチョンマットの組み合わせで高級感を演出しまた、シンプルでスタイリッシュに演出することも可能になります。そのため同じ皿でもいろんな種類・色を想定して現場で変更できるくらいの品数が必要です。
生花を利用する演出
本来生花はほぼ利用しません。最大の弱点は管理体制です。水の管理・温度の管理、1度ステージングしたお部屋を1週間単位で管理できれば問題ないのですが、大切なお客様を迎えるあたり生花を管理できず枯れたりしているとイメージを悪くします。もちろん観葉植物やサボテンなどの多肉植物も同様に枯れにくい植物さえも注意は必要不可欠です。できだけグリーン系の観葉植物と小花類はフェイク品を使うことをお勧めします。
しかし例外があり、圧倒的な雰囲気を出すことができる機会があります。
オープンハウスでの演出
不動産販売において販売時の初回は近隣にチラシをまき、ネット告知を行い、週末の土曜・日曜日オープンハウスを行う。これにタイミングを合わせ玄関先やダイニングテーブル、キッチンに生花を入れたりする場合は大きな成果を上げる場合があります。生花の役割は見た目演出にとどまらず、においの要素も加味されます。これも管理体制のもと演出ができあます。もちろん売主様・仲介会社(販売会社)の協力体制ももとでは成し遂げられません。演出の前に協力体制の構築が求められます。あくまでもホームステージンは不動産販売において一助としての役割です。最終的には買主様に気に入っていただくための手段で入口部分(導入部分)のフォローを行うのです。