ホームステージング

ホームステージングとは売却予定の建物の円滑な売却に資するべく、部屋にインテリア等を配置するなどしてその物件に魅力を付加するサービスをいう。英語のHomestaging。ホームステージングに使われるインテリアは、家具、照明器具、カーテン、小物類が中心で、主要なスペースに限って配置する場合もある。日本ホームステージング協会は、「ホームステージングフォーラム2019」を開催。ホームステージングの普及を目的としたビジネスモデル特許を出願したことを明らかにした。 同協会が出願したのは「快適空間比率」と「快適収納比率」を判定するプログラム。「自分の家にある家具や荷物の量がどれくらいであり、住空間に対して多いか少ないかを把握していないユーザーが多いことから、住空間と家具の快適な割合、収納に対する適正な家財量が分かれば便利ではないか」実際の戸建住宅のリビングと子供部屋を使い実証実験を行ないプログラム化した。 プログラムでは、部屋の容積に対する家具容積の比率(快適空間比率)が25%以下を「快適」とし、家具が多いか少ないかを判断する。また、家具容積の80%を「快適収納比率」と定め、家財量がその比率に対してどれだけかを示し、オーバーする場合は「移動」「保管」「廃棄」を提案する。このプログラムに基づいたアプリを開発して会員に提供する。 また、ホームステージャー1級カリキュラムを、受講者が属する業界別に、住まいにかかわる「ホーム」と、暮らしにかかわる「ライフ」と分け、20年度からコース別のカリキュラムとするほか、1級2級とも前記のビジネスモデルの考えを講習に取り入れる。