不動産と着工棟数

着工棟数

1年間に着工した建築物の工事費予定額は24兆6060億円で、人口1人あたり19.36万円。最も高いのは宮城県で30.99万円。2位は東京都で27.85万円。3位以下は福島県、沖縄県、富山県と続いている。着工面積では10位だった東京都が着工費用では2位に上昇しているのは地価が高く、建設費が高い建物が多いためと思われる。

一方、工事費予定額が最も少ないのは奈良県で人口1人あたり12.57万円。この他、青森県、秋田県、宮崎県、大分県など地方が下位に多い。

東日本大震災の被害が大きかった宮城県、福島県、岩手県を中心に東日本で工事費予定額が高く、復興事業で多くの建物が作られていることが分かる。

相関ランキングでは生産年齢人口と正の相関があり、65歳以上人口(高齢者数)と負の相関があることから、働き盛りの若い世代が多いところで建築需要が高いと言えそうだ