不動産投資・収益物件の情報サイトを運営する健美家は、2019年4~6月期の収益物件市場動向四半期レポートを発表した。同社のサイトに登録された物件とメールで問い合わせを受けた物件の市場動向をまとめたものであるが、利回りの上昇とは逆説的には金融付けてが難しい状況ともみることができる。あわせて物量が減っているのか?が問題で良質物件はいまだ健在で買い付けが短期間で複数本入るのである。現時点では埼玉県の市場のみ限定的ではあるが、新築アパートの利回りが若干上昇中であると同時に棟数が減っている状況で、中古(20年以上の築古)と地方(埼玉県北部 本庄・入間郡部等々・・・)は物件の動きが弱く、滞留傾向にある。また戸建て賃貸では低価格帯の反響は多いがスピード感のある契約決済には至らない状況です。
区分マンションの投資利回りは7.40%(前期比0.04ポイント上昇)とわずかに上昇。物件価格は1,578万円(同1.74%上昇)と3四半期連続で上昇した。
1棟アパートの投資利回りは8.91%(同0.14ポイント上昇)。物件価格は6,410万円(同2.98%下落)と下落に転じた。区分マンションはより東京に限定され、晴海や臨海エリアの高騰は続いている模様です。そのたのエリアは売りに転じるのはないでしょうか?
1棟マンションの投資利回りは8.36%(同0.29ポイント上昇)と上昇に転じた。物件価格は1億5,071万円(同3.76%下落)と反転下落した。マンションの高額帯及び木造アパート1億円超は融資付けが難しい状況でおそらく買い時ではあるが、買うに至る融資条件が悪い状況である。現金や価格の50%以上をキャッシュで出せる状態であれば、良い物件が望めしょうである。しかしなかなかそうわ行かないはず、現時点ではどん底の3月ごろから比べると、物件次第ではあるが、若干上向きかげんであるように思えるが、金融機関はO銀行頼りのようだ。地銀が一斉に手を引きそのあおりがまだ続いている。収益物件は金融商品であり、金融と大きな結びつきでなりたっている。金融がこければ、これまた大変である。