国土交通省は「安心R住宅」の実施状況を公表した。安心R住宅とは、既存住宅の販売促進・空き家に対する取り組みの1つで、耐震性や瑕疵保険など一定の基準を設け、その中古物件に安心安全とのイメージを与える取り組みで、中古住宅のイメージアップするアイテムの1つ。今後の空き家率を考えると既存の使える家はすべて使いこなさないと途方もない数字の空き家が発生する。もちろん昭和40年台に作られた物件を無理やり使う必要はないが、使える物件はリニュアルして使いこなす計画であるが、まずは安心・耐震性など問われる。もちろん見た目だけ綺麗にするのは簡単だが、躯体までしっかり見極める必要がある。特に建物の現状調査は必要で、これは重要な役割を果たす、実務的には相続した物件であったり、実際に住んだことなない物件を譲りうけたりすると、大変厄介である。いくら親が住んでいたとわ言え、リフォームや修繕履歴を簡単にわかるものではありません。それこそ生前断捨離しなとわからないでしょう。消費者にニーズにあったリフォーム実施等に適切は情報提供が行われるかがポイントと言えます。欧州ヨーロッパのように古いもの価値を与える評価する風土文化でないとこの制度は建前だけで終わると思います。2018年より運用を開始し1266件の既存住宅が標章を受け流通された、戸建てが349件、リフォーム案件が118件、共同住宅アパートが790件などである。件数的にはまだまだであるが、案件ごとに信頼を獲得できる制度になることを願う。