価値住宅は、同社が運営する付加価値仲介の「売却の窓口」において、既存住宅売買とセットにしたワンストップでの定額リノベーションサービスを開始する。
不動産流通市場における既存住宅価格の上昇によって、既存住宅の特徴である価格優位性が薄れているのに加え、多額の費用をリノベーションに割くことも難しくなってきている。また、リセールする際にリノベーションの価値が反映されることも少なく、むしろカスタマイズしすぎによる汎用性の低さがネックになる可能性あることから、リセールを意識しないリノベーションが目立っている。販売においてどこまでリノベーションをやるかは難しい問題でどの状況が一番適正化はわからない。もちろん、その物件の状況にもよるが、価値創造の観点から言えば、再販する業者の観点の方がいいように思える。売却側(売主)にも予算があり限られているし、媒介業者もリノベーションで多少なりとも利益をのせることが必要で、結果割高で市場に出るようになると思える。一番の高額リノベーション箇所は水回りで個々の部分をどう抑えるである。キッチン・ユニットバス等水回り設備の交換、全室クロス張替え、フローリング工事、内部建具新規交換、畳・ふすまの張替えといった工事を基本とする。これに、4つのデザインスタイルから選択し、さらに、部材を合計100種類超から自由にセレクトできる。
リフォーム前に、リフォーム後のイメージをVRで作成してユーザーに提供することで、事前のイメージとの齟齬を防止する。今後の中古市場において非常の大きなリノベーションであり、多様化により価値創造は重要でいかに付加を可視化できるかが販売における焦点ではないでしょうか?