川越市
川越市は埼玉県西部を代表する中核都市で人口350,000人、空き家率埼玉県26位11.0%と平均より少し高い、住宅面積は85.37㎡と若干狭い、特に駅周辺は狭く大型のビルしか建っていないが郊外に行くと比較用地が多くあるように思える。戦後は鉄道ともに発展をつづけた。川越市内には10駅、鶴ヶ島駅を入れると11駅もある。うち川越市中心市街地には駅が3つある。中でもJR川越駅は1日約20万人が乗降する、埼玉県内では大宮駅に次ぐ2位のターミナル駅である。また、近接する西武新宿線本川越駅と東武東上線・川越市駅を含めると、3駅で約30万人の乗降客数がある。歴史的は埼玉県ナンバーワンの城下町で関東でも水戸藩に次ぐ大きな石高があった。現:埼玉りそな銀行の前身である国立銀行の第八十五銀行の発祥の地でもあり、民間の銀行の発祥の地でもある。川越市内には昭和63年から景観条例により蔵づくりの街なみを守るべく条例で定められた地区もあり、小江戸川越の異名を持つ。主要駅周辺は土地値が高く、土地情報の公開も少ない傾向にあり、城下町の傾向にありがちな不動産流通である。賃貸において主要駅周辺でも厳しい賃貸運営になる場合があるので賃料設定等考慮しなければならない。
空き家は社会問題
空き家が社会問題にありつつある。空き家が増えると不審者やホームレスが空き家に住みつき、不良グループや犯罪者の溜まり場となる可能がある。過去には刑務所から逃走した犯罪者が隠れ場として利用していた過去もあります。また不審火や放火の対象となり、大きな犯罪を起こしかねないのです。空き家が適切な状態で管理できていれば倒壊や崩壊の危険はないのでしょうが、実際は遠方に持ち主がいたり、相続人が明確に決まっていなかったりして管理が行き届かない場合が多いのです。衛生面でも野良犬や野良猫が住みつき悪臭が生じる場合もあり、ネズミや害虫が大量に繁殖され、衛生環境が悪化して場合も想定されます。また人の住んでいない家は老朽化が進み、建物自体の傷みが激しくなり、街並み全体の風景や景観が損なわれます。このような積み重ねが社会問題になる要因ではないでしょうか?
再生事業の活用
川越市内では空き家の活用方法がいくつか検討できます。まずは埼玉県内では珍しく大学が近くにあれば賃貸物件として検討できるのはないでしょうか??川越市内には有数の大学が点在しまた奥西部にも大学・大型病院がありますので有力な活用方法です。物件が古く利用が検討でない場合は売却か更地運用しかありませんが、もし利用でる程度の空き家であれば戸建賃貸での運用をお勧めいたします。ただし絶対条件として駐車場を敷地内で確保できることが条件になります。駐車場の有無は賃貸条件の必須事項になりますので賃料をその分下げても決定率が下がる傾向にあるエリアです。小江戸川越の異名を持つ川越は古民家などの再生も盛んな地域です。古いものを活かし、繋げる文化を継承することも需要ではないでしょうか?川越以上に古民家が似合う地域は埼玉県内にはありません。