越谷
越谷市は埼玉県の東南部に位置し、人口はさいたま市、川口市、川越市に次ぎ県内第4位の人口340,000人以上有している。江戸期には日光街道の宿場町越ケ谷宿として栄えた街でもあります。また東北などの中継地でもあり、舟運が発達していました。1899年に東武伊勢崎線が開業し1962年に日比谷線と直通運転が始まり急速な都市化が始まり、ニュータウン化していました。都市化され1996年には越谷レイクタウンの整備や2008年には越谷レイクタウン駅が開業し日本最大級のショッピングモールを形成して入園数は東京ディズニーランドをしのぐ程となっています。全国空き家率13.3%、埼玉県空き家率10.7%越谷市空き家率11.2%となっています。
放置空き家 放置国家
空き家は増加の一途をたどっています。総務省の住宅・土地統計調査によると、2013年の全国における空き家は819.6万戸で、住宅ストック全体に占める空き家率は13.5%と過去最高となりました。2008年と比較すると62.8万戸増加し、空き家率は0.4ポイント拡大しています。今や日本の住宅の7戸に1戸は空き家となっており、このまま有効活用や除却等が進まなければ、2028年には1,700万戸超え4戸に1戸が空き家になるといった民間推計もあります。 内訳をみると賃貸用の空き家が52.4%と最も多く、その他の空き家が38.8%を占めます。その他の空き家とは、居住者が長期不在の住宅や建替えで取り壊し予定の住宅などを指します。賃貸用や売却用の空き家は円滑な流通に必要な住宅となりますが、その他のいわゆる放置された空き家は、不動産流通市場から取り残された住宅と言えます。こうした放置空き家は近年増加が目立ち、特に木造一戸建が多いことが特徴となっています。地域別の空き家率は四国や中国地方など西日本を中心に高く、大都市や地方中核都市を抱えるエリアは低くなる傾向にあります。しかし、空き家の実数は大都市圏が多く、東京都だけで80.5万戸に上り、首都圏1都3県で全国の23.9%を占めます。空き家戸数が2番目に多い大阪府はすでに人口が減少し始めており、賃貸用を中心に空き家率も全国平均を上回ります。 新築供給が現状のまま推移すると2040年には空き家率が40%を超えるとの予測もありますが、新築供給が活発で住宅ストックが圧倒的に多い大都市圏では、今後の高齢化に伴って放置された空き家の問題が急速に深刻化することが考えられます。