空き家 再生 軽量鉄骨造

軽量鉄骨造

軽量鉄骨を骨組みとした鉄骨系プレハブ工法のことで、多くの大手ハウスメーカーが採用し、商品も豊富なことで知られています。

6ミリ未満の鉄の柱や梁、ブレースという筋交いで骨組みを作り、骨組みは木造軸組工法と同じ軸組工法が一般的です。

軽量鉄骨造は素材が工業化され、品質も安定し、大工の力量に頼らず大量生産ができるのが特徴です。軽量鉄骨造によって、日本の住宅産業は大きく発展したといっても過言ではありません。

また木材と違って鉄は強度に優れているために、大きな窓や大きな空間づくりができ、阪神大震災時にはその耐震性能が大きな注目を集めました。

ただ大量生産された工業製品なので、設計デザインの自由度が低く、ブランドごとに企業秘密の部分が多いため、リフォームの際もメーカーに頼らざるを得ないなど、さまざまな点で自由度は低くなっています。

また鉄は熱が通じやすいので、室内の温度が外に逃げやすく冬は結露になりやすいという欠点もあります。また鉄なので錆びやすく、ほかの工法より防音性に劣るという特徴を持ちます。