ITの解禁 

大京穴吹不動産は、イタンジが提供する「内見予約くん」および「申込受付くん」の導入を開始した。 2017年11月より、不動産賃貸借契約において重要事項説明書のIT化(IT重説)が解禁され、国土交通省は現在、賃貸借契約書の電子化を推進している。そうした状況を踏まえ、大京穴吹不動産は不動産テックを活用することで電子化を促進するとともに、顧客の利便性向上と不動産賃貸業務における効率化・適正化を図っていく。 「内見予約くん」は、内見予約の受付や鍵情報の照会作業をWeb上で自動的に行なうことができる、内見予約のWeb受付システム。これにより、内見希望者は素早く効率的に部屋を内見することができ、同社は業務効率化、予約重複等のトラブルを防ぐことが可能となる。
 「申込受付くん」は、賃貸物件の入居申し込みに関わる煩雑な手続きをデジタル化することにより、入居希望者が希望の物件に入居するまでの時期と手間を大幅に削減できるシステム。入居希望者は、複数の書類に同じ情報を記入する手間が削減され、不動産管理会社、不動産仲介会社、家賃債務保証会社は、Web上で入力した情報や申込手続きの進捗状況を共有することができる。 首都圏・京都のPM事業部に導入し、今後は全国の賃貸事業部に順次導入する。また関連情報として、アットホームは、パソコンやスマートフォン等のデバイスを用いて、専用フォームに情報を入力し、ペーパーレスで賃貸物件の入居申し込みが行なえる「スマート申込」において、家賃債務保証会社への保証審査申し込みが可能となるサービスを開始した。 「スマート申込」を利用する同社加盟店が、ボタン一つで帳票を作成し出力、それをそのまま保証審査申込書類として、家賃債務保証会社に提出できるようにするもの。 入居希望者が入力した申込情報を基に作成するため、加盟店における手書き申込書の不備確認や、家賃債務保証会社からの不備解消依頼への対応など、業務負荷を大幅に削減。入居申し込みから審査開始までのリードタイムの短縮化につなげる。 賃貸だけでなく、そう時間がかからず売買でのIT化も進むだろうがとくにVRの進化は目覚ましく大きく売買売り手・買い手の感覚を変えるだろう??